本記事で楽しんでいただきたいのもあり本来書くべきではないかも知れませんが、
現在のweb上での風潮を見ると触れずにおくのもずるいかな、と思い
宮崎駿監督の思想についての考察は
こちらにて掲載させていただきました(と言っても大した内容ではありませんがw)


巷では宮崎駿監督の反日・反戦・反原発思想などについて
本当にいろいろ議論されたりしており、
監督の思想には同意できかねる部分もありますが、
思想と作品は別に考えるべきかと思います。


宮崎駿監督の思想について監督による今までの発言を少しだけ考えてみたのですが、
例えば宮崎駿監督は 「人間なんてねぇ、滅びたっていいんだよ!」
と語っていたとも言われており、監督の自然崇拝的な考えは
生み出された作品の中にも見え隠れしています。
これが持論であるならば監督自身も滅びる事になり、それは大きな矛盾点となるでしょう。


宮崎駿監督には自分自身の死ですら特別な対象とはならないという、
ある意味で究極の第三者視点から見た世界観が根底にあるのではないでしょうか。

自分や自国を含め誰かやどこかの国が得をしたり損をしたり、というような小さな思考ではなく、
自然と人類全体の問題点を主眼に置いて考えているような気がします。

人類全体に有益な事を理想に挙げると (例えば反戦)
結果として一部の人・国に不利益になる。
(例えの場合は周辺国が軍拡著しい日本などがこれにあたるのでしょう)

人類全体の共益とある一国の共益は一致しないように、
宮崎駿監督の視点は人間と自然をもっと大きな視点で見ているように思えました。


今回引退を発表した宮崎駿監督に 「諦めるのは早い」 と応援する方もいます。
そのうちの一人が松本零士先生です(先生の作品も大好きですw)

思想の面では宮崎監督とは対極の存在として挙げられる事の多い松本零士先生ですが、
作品中における名言 「撃たれる前に撃て」 などからも分かるように、
反戦とは正反対ともとれる考えですが、
結果として戦争を避けたいという思惑は一致していると考えることもできます。

そんな松本零士先生も、同じ 「創作者」 として宮崎駿監督を応援しているんですね。
松本零士氏、宮崎駿監督の“続投”願う

こういった思想の受け取り方は人それぞれですが、
いずれにしても、有名な画家や音楽家など、芸術家の評価は作品によってされるべきであり、
芸術家である宮崎駿監督の場合も同様のことが言えるかと思います。

引退についてはこれからのジブリを考えてゆく上で
考えて然るべき時期にだいぶ前から差し掛かっていたとはいえ、
それが正しく評価されるのはやはり何年か、もしかしたら何十年か先になるのかもしれません。